おりおりの詩 10月1日


第一章 とき 季節 秋
10月の声がもう来てしまいました
9月までは稲が重たく穂を垂らし
月が変わったときに稲が刈られたような気がしましたが 錯覚
とっくに終わっていたんです
稲刈りが終われば 紅葉刈り
高い山や北の国では もう始まっています
遠くに行かなくても今年は 桜の葉が赤く染まっていてるのが
はっきりとわかります
隣の緑が引き立て役になっています
ちょっと寒いかな…という朝の冷え込みと
昼間はちょっと暑いかな…が色を鮮やかにしているんです
そここゝにときの来たるを告げており
緑のまちに紅混じわりて
10月1日