おりおりの詩 3月1日


第三章 浅春朔日の雨
  二月十八日に降り積もって日陰に残っていた雪も
昨夜来の雨ですっかり姿を消してしまいました
雨で終わった二月 いろんなことを洗い流してくれました
そして雨で始まった三月
水源地にも降ってくれて 水不足も解消に向かってくれるのでしょうか
一日ごとに 一雨ごとに 春は目に見えて肌に感じて やってきます
何かきっといい事が始まりそうなそんな予感のする 三月(弥生)
この雨で 新芽の吹き出した 雪柳 一段と緑が鮮やかに見えました
流し去り生命はぐくむ初めなり
良きこと告げる朔日の雨
3月1日